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誤解だらけの文化財IPM | 「定期的な燻蒸で十分。」それは本当でしょうか?

  • 誤解その1
  • 誤解その2
  • 誤解その3

1960年代から今日まで、日本で文化財保護といえばガス燻蒸が主流でした。

生物被害が発生したとき最も効果的な対策が燻蒸処理であることは、いまも変わりません。

殺虫・殺卵・殺菌がいちどに行え、生物被害はいったんリセットされます。

それなのになぜ文化財IPMの導入が広まってきているのでしょうか。

燻蒸で害虫の発生は
抑えられません。

年に一度、あるいは数ヶ月に一度、燻蒸処理をすれば害虫やカビはほぼ全滅します。
ところが、施設や環境に害虫やカビが発生する条件が揃っていたらどうなるでしょうか。
極端な例ですが燻蒸処理の1週間後に害虫が発生したという報告もあります。
そして、その害虫は次回の燻蒸まで放置されることになります。

害虫やカビが発生しない環境をつくらないと、たとえ燻蒸の効果が絶大でも
ザルで水をすくうようなものです。

燻蒸に使用するガスは
有害です。

燻蒸処理は資格を持っている者しか行えません。
使用するガスは人体に有毒であり
取り扱いによっては危険だからです。
燻蒸の後は何日もかけてガス抜きをする必要があります。
また、くわしくはわかっていませんが文化財そのものに
影響がないとは言い切れません。

繰り返しになりますが燻蒸は生物被害にとても効果的です。
文化財IPMを導入しても必要と判断したときは燻蒸処理をすることになります。
でも、回数や薬の使用量は少ないに越したことはないのです。
他の手段で殺虫・殺菌ができればそちらを選択します。

燻蒸だけに頼らず、より確実に文化財を守る。それが文化財IPMです。

誤解その2  文化財IPMは予防をするだけだ。という誤解。
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