株式会社明治クリックス お問い合わせはこちら

緊急報告! 図書館の被害が急増しています。

この数年、大学をはじめ多くの図書館からお問い合わせをいただいています。
主に蔵書のカビ被害についてのご相談です。
件数が増えているだけでなく、被害も深刻なケースが多くあります。
いま、図書館になにが起こっているのでしょうか。

耐震工事の影響

20〜30年前にかけて、大学の進学率が上がり学生数が増えました。
それに合わせて、全国の大学で図書館の新築や増設が行われましたが、
その当時の建物が、現在の建築基準に達していないという背景があります。

数年前、耐震工事が予算化され、国立大学を優先的に進められました。
これは、主にコンクリートの壁を追加する工事です。
昨年から私立大学にも予算が付くようになり、
耐震工事が始まっています。
その工事によって図書館内の通気性が悪くなり、
しかもその壁自体が湿気を含んでいました。
耐震工事は必要なものですが、
カビが発生しやすい環境も作ってしまったと言えます。

空調の変化

比較的大きな建物は、機械室で温湿度管理した空気を
ダクトを通して各部屋に送る「中央方式」が一般的ですが、
費用の面からエアコンで管理する図書館が増えてきました。

エアコンは、人にとっては充分な快適性がありますが、
図書館に求められる湿度管理には不充分といえます。
一定以上の温度になると除湿ができなくなり、
吹き出し口の近辺からカビが発生するケースがあります。

書庫管理の問題

カビ被害が深刻になった原因として、
「発見の遅れ」があるように思います。

以前は、図書館司書が蔵書の状況を把握していましたが、
予算の削減で業務委託になり、管理作業が契約に
入っていない学校が多く見受けられます。

また、蔵書管理が機械化され、目視点検の機会が
少なくなったこともカビの発見が遅くなる一因と考えられます。

図書館のカビ対策

カビは非常に細かく分類でき、それぞれ活性化する湿度が違います。

まずは、カビの種類の特定が必要です。
現在発生しているカビは、アルコールで拭いたり、被害が大きい場合は燻蒸処理をして、
一旦はリセットできますが、温湿度管理を見直さないと同じことの繰り返しになります。

中央方式の空調設備の導入が予算的に難しい場合は、除湿機や熱交換型換気扇を検討することになります。

まずは、現地調査から始めますのでお問い合わせください。

誤解その2  文化財IPMは予防をするだけだ。という誤解。
ページトップへ